【新唐人2013年7月8日付ニュース】7月4日夜、中国四川省雅安市石綿県で大規模土石流が発生しました。当局の発表では10数の村が被災し、9人が死亡、10人が失踪。しかし、被災者によると、民家のほとんどが流され、行方不明者と死者の数は当局の発表よりはるかに多いといいます。
中国国内メディアによると、今回の土石流は豪雨によるもので、石竜村や黒林村などでは100年に一度の豪雨に見舞われたといいます。
石竜村の村民によると、土石流は午後7時40分から連続3回発生したそうです。
四川省雅安市石綿県回隆郷石竜村 村民
「土石流に家が流され、何もかもなくなりました。被災状況は深刻です。数千人が・・・道路が寸断され、通れません。水も電気もありません」
7月5日、地元当局は、9人が死亡し10人が行方不明になっていると発表。しかし、村民の話によると、事前対策が何もなかったうえ、土石流の勢いが凄まじかったため、ほとんどの民家が破壊され、多くの人が行方不明になっているそうです。
石綿県迎政郷 村民
「建物が全部壊され、なくなりました。農地もだめになりました。10数人亡くなりました。見つかった遺体も10数体あります。(死者は)もっと多いようです」
我々は回隆郷(かりゅうごう)政府に被災状況を問い合わせましたが、教えてもらえませんでした。
回隆郷政府職員
「被災状況は統計中なので、結果がほしいのなら、県委員会宣伝部に聞いてください」
記者はまた、石綿県宣伝部に電話をかけましたが、電話には誰も出ませんでした。
7月6日現在、当局による被災地に関する情報は何も更新されていません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/07/06/atext926704.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)